グルテンフリー生活7年目・ふり子のおまけ

グルテンフリー生活7年目の薬剤師。 20歳の時にアナフィラキシーショックで倒れ、「茶のしずく」石けんによる運動誘発性小麦アレルギーと診断を受ける。 グルテンフリー生活をもっと取り入れやすくするために活動中。

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フランス文学・映画ともに気になってる、のは私だけじゃないのか?

ただの偶然なのだけど、4年ぶりに会う友人4人との会話でも
今いいフランス映画と本って何?が話題にあがった。


最高の花婿(字幕版)をお勧めしておいた。





有名作だから大丈夫だろう。
これからの日本も移民が増えてこうなるんだろうなって
考えさせられる作品なので、改めておすすめです。

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さて、私は、また読みました。


ピエール・ルメートルのヴェルーヴェン警部三部作のラスト(暫定)。

 


傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)


またカミーユが痛めつけられるのか...
を思い出したらそれなりにビンゴ。


目次をしっかりみたら均質に三日間のページ数がとられている。

三日目に何が起こるんだろう、とワクワクしながら読み進めて、
カミーユがこれでもかというほど打ちのめされるのを知って
少し胸が痛くなる。


時と経験を感じさせる部分としては、
肉を刻む描写が上手くなっていたところ。
読んでて想像が容易いが上に少し気持ち悪くなってしまうほどです。


それにしても、このラストを考えてから筆を進められる著者・ピエール・ルメートルは
どういう書き方をしているのだろう。


着地点の周りがブレないように
かなり経過点も厳密に決めて進めているんじゃなかろうか。



着地点を大雑把にしか決めずに、ひたすら書いて書いて
削るやり方しかしたことのない私には、未知の世界だ。 



Amazon アソシエイツ 


何年か前の大ヒット本。
初版は2013年12月でした。







何でこのタイトルにしたんだろう

嫌われないように振る舞うことが苦手な私は

そのタイトルで手に取るのをためらってしまった。


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すごくざっくりいうと、これはアドラー心理学を哲人(その名の通り、哲学と通ずるアドラー心理学を修めた人)が青年にわかりやすく伝える物語。



青年という主人公を自分に置き換えてもいいし、
未熟だなぁと思う年下の誰かを思い浮かべてもいいし、
青年のイメージを自分の中で新たに作ってもいい。




私の持つアドラー心理学の知識は
 
 


マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編 (ヤングキング・コミックス)
で得たものだけだったのですが


意外とこのマンガの通りだった。


という驚き。



初めてマンガを読んだときに一番印象に残っていたのは

「褒めてはいけない。褒めるという行為は対人関係に上下をつけることだから、それをアドラーは推奨していない」

みたいな話。



「頑張ったの!褒めて!」

みたいなフリをすることで無理くり褒めてもらったり、
うざがられるネタをしていた時期だったので、
えーつまんねー
と思っていた。


でも全員平等の考え方は取り入れたかったので、
それ以降このフリはしなくなっていた。



今回 
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
を読んで「おお!」と思ったのは

人は対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れているのです

というセリフ。


どこかに悪者がいるわけじゃなくて、 「正義 vs 別の正義」が戦っている。
ただそれだけなのに、もつれた糸が解けない。



私は正しいという確信が相手が間違っているという思い込みにつながり、主張の正しさよりも対人関係のあり方に移ってしまうとこの本の中では語られています。



ほ、ほぉおおおおおおおおお


「対人関係のあり方に移ってしまう」
た、たしかに...。


その時の相手、もしくは第三者に自分が正しいと認めてもらわないと
イラつく感じ、あるわぁ〜〜〜〜〜〜〜
という頷きから、
この本に最初に引き込まれるきっかけになったエピソードとなりました。


この話について哲人は

そもそも主張の正しさは、勝ち負けとは関係ありません。あなたが正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結するべき話です。ところが、多くの人は権力争いに突入し、他者を屈服させようとする。だからこそ、「じぶんの誤りを認めること」を、そのまま「負けを認めること」と考えてしまうわけです。 

〜中略〜
 
負けたくないとの一心から自らの誤りを認めようとせず、結果的に誤った道を選んでしまう。誤りを認めること、謝罪の言葉を述べること、権力争いから降りること、これらはいずれも「負け」ではありません。  


としめくくっています。


どの語りかけにグッときたか、過去の恥ずかしい自分の経験とともに話せる相手がいたら
豊かな夜になりそうだなぁと思いました。
アドラー夜会。なんてね。



すごくどうでもいいおまけですが、
作中に何度も出てくる

「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」

という諺を読むたびに
物語シリーズ、忍野メメの
「 人は一人で勝手に助かるだけ」
という台詞を思い出していました。
 
へへへっ 




みんな葛藤を持っている。
小さい決断、大きな決断。それらを抱えたり、消化しながら生きている


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そんなことを思い出させてくれる本でした。



一度読んでドはまりした 「校閲ガール (角川文庫)
の続編、というかサイドストーリー集

校閲ガール ア・ラ・モード (角川文庫)


 



びっくりするほど主人公・河野悦子が出てこない!笑


ファッションの話と人情の話が入り混じりながら進んでいく
校閲ガール初作を気に入って、すぐ取り掛かった続編。


サイドストーリーはファッション少なめ、人情多めの仕上がりでした。 



今の会社に転職して、仕事が激務になってから、
19時に仕事あがってちょっとした買い物をすることの楽しさを
初めて知った最近の私にとってはファッションの話が出てくる方が、
他ではなかなか味合わないから嬉しいなーと思った次第でした。



それでも著者・宮木あや子さんの読みやすい文体は変わらずで、
やはりあっという間に読み終わりました。


なんなんだろう、
全体を通して振り返ると、そんなに素晴らしい!最高!って熱狂はしない。
でも、パラパラっとめくるとグッとくるセリフがどのエピソードにもきちんと納められている。




ちなみに今は
貝塚くんに対して悦子が放った

「あんたがもし実は人間的にものすごく良い人だったとしても、まあそんなわけないと思うけど、 私が快適に仕事できてない時点であんたはクズだから」


にグッときました。


そうなんだよねー


自分にも相手にも言い聞かせながら明日からもサラリーマン?OL?生活を続けていこう。




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